スポンサーリンク

高配当株を選ぶためのデータ活用術

配当金ガイド

配当金投資は長期投資である

高配当株投資は、基本的に長期投資を前提としています。
毎年安定した配当金を受け取り、継続的な収入を得られるのが魅力です。特に、優れた銘柄では、購入時の配当金が年々増加し、10年や20年後には2倍以上になることも珍しくありません。

将来的に高配当が継続される銘柄を選ぶ

長期投資である以上、現在が高配当なだけでなく、将来も高配当が継続する銘柄を選ぶことが重要です。そのため、慎重な銘柄選定が欠かせません。

配当金投資では、過去の配当実績データを確認することが重要です。なぜなら、企業によって株主への配当を重視する方針が大きく異なるからです。利益を配当に充てる企業もあれば、事業拡大や再投資に優先的に使う企業もあります。この方針は通常、長期間変わらない傾向があります。

したがって、過去に配当金を継続的に、かつ多く支払ってきた企業は、今後も同様の方針を維持する可能性が高いといえます。配当実績のデータを確認することで、配当重視の企業を見極め、将来の安定した配当収入を期待できるのです。

では、将来的に高配当が継続する銘柄を選ぶには、どのようなデータを見るべきでしょうか。
配当金投資というと、配当利回りをチェックして高配当の銘柄に投資したくなる気持ちもわかります。しかし、現在の配当利回りよりも将来の配当利回りが高くなることを考えましょう。そのためには、今後増配を実施していく銘柄を選ぶ必要があります。以下のデータを確認することで、適切な銘柄を見極められます。

配当実績データ
  • データ1
    連続増配

  • データ2
    連続非減配
  • データ3
    増配回数
  • データ4
    減配回数
  • データ5
    増配率

まず、増配をしているかどうかを調べるためのデータとして王道なのは、連続増配の年数を調べることです。連続増配の年数とは、現在まで過去何年連続で増配を続けているかという意味です。
例えば、連続増配ランキングというデータがあります。当サイトでも連続増配ランキングについてまとめています。

連続非減配

では、連続増配の銘柄を調べて買っておけばよいかと言うと、増配だけに注目していると、増配はしていなくても、減配をしない銘柄を見逃すことになります。
非減配の銘柄も、配当金が減らないので安定した配当金をもらうことができます。非減配のことを累進配当とも言います。
連続非減配ランキングについても当サイトでまとめています。

増配回数

連続非減配を続けている銘柄は、減配をしていないため魅力的ですが、ただ減配をしていないだけでは配当金が増えていかないため、増配をしている銘柄を選定しなくてはなりません。そこで確認すべきなのは増配回数です。
増配回数が分かれば、過去の増配傾向がかなり把握できます。

減配回数

基本的には減配をしない銘柄を選定したいのですが、コロナ禍で一度だけ減配をしたことがある銘柄は少し存在します。増配のデータだけを見ていると、実はほぼ増配を続けている良い銘柄を見逃してしまうことになるため、減配回数を確認するのも大事です。

増配率

将来的に高配当になっていくためには、配当金の増える率が高い必要があります。増配はしているけれど、少しずつしか増配しない銘柄では、長期的に見て高配当になるとは言えません。

まとめ

高配当株投資は、長期的な視点で安定した配当収入を得る魅力的な戦略です。その成功の鍵は、将来も高配当が継続する銘柄の選定にあります。銘柄選定では、過去の配当実績データを慎重に確認することが不可欠です。具体的には、以下のポイントを重視しましょう

  • 連続増配:何年連続で増配しているかを確認し、配当成長の安定性を評価。
  • 連続非減配:減配せずに安定した配当を維持する銘柄を選ぶ。
  • 増配回数:過去の増配頻度から増配傾向を把握。
  • 減配回数:一時的な減配の有無を確認し、全体の安定性を判断。
  • 増配率:配当の成長率が高く、将来的に高配当が期待できる銘柄を選定。

これらのデータを総合的に分析することで、長期的に配当収入を増やし続ける優良銘柄を見極め、安定した投資成果を目指せます。

それぞれのデータに対しての詳細の説明は、別の記事を作成しますのでお待ち下さい。